感染管理認定看護師は、感染管理に関する専門知識を持つ看護師です。病棟内で専門チームとの連携を行い、感染症対策のリーダー的役割を努めます。感染管理認定看護師として認められるためには、看護師として一定の実務経験を積んだ後に、日本看護協会が認定する教育機関で感染管理に関する知識を学ぶ必要があります。教育機関に入学するにあたっては、3年以上に亘る感染管理に関する実績と通算して5年以上の看護経験が求められます。
数ある認定看護師の中でも、感染管理認定看護師には特に高い需要が見られます。閉鎖された病棟内で、感染が拡大していってしまうことは、収集がつかない事態を招く恐れもあります。安定した医療供給を行う上では感染管理を怠らないことが欠かせないのです。感染症に関する知見は、病棟内では保有されていないケースも珍しくありません。専門チームとの連携だけではなく、感染症に関する学会への出席や、最新の論文を参考にしながら、適切な感染管理を進めていく必要もあります。
感染管理認定看護師に限らず、認定看護師資格保持者には資格手当を付与する病棟が少なくありません。待遇面の良さを感じながら働ける点も感染管理認定看護師の特徴です。給与面の充実以外に、病棟全体の感染管理を担うという大きな責務を感じられる魅力もあります。医師と看護師のまとめ役的な立場で病棟全体の感染対策をコントロールするという大きなやりがいを得られるのです。
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